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20/03/29()23:41:13No.675377866

2日目//教室

 

「初めましてっ!あたしはヒルド。二人とも、これからよろしくね!」

『うん、よろしく。自分は藤丸立香。藤丸でも立香でも好きに呼んで』

私はアナスタシア・ニコラエヴナです。長いと思うからアナスタシアで構いません。

「うん、立香に……アナスタシアだね。何か困ったことがあったら言ってよ、こう見えてあたし生徒会役員だからさ」

『生徒会……って高等部の?』

「あれ、うちの学校の生徒会の仕組み知ってるんだ?そうそう、姉のスルーズと、妹のオルトリンデと一緒にね」

あら、姉妹で揃って生徒会役員なのね?ちょっと珍しいわね。投票で三姉妹が全員当選するなんて。

「実はそうじゃないんだよねー。うちの学校の生徒会の選出ってさ、選挙で決めるのは会長・副会長職だけで、残りの役職は会長・副会長の指名かもしくは推薦で決めるんだよ」

『ということは……ヒルドとお姉さんが会長・副会長に選ばれて、妹さんを役員に指名したってこと?』

「うーん、残念ハズレ!スルーズは副会長だけど、あたしとオルトリンデは推薦枠なんだ」

 

 

 

20/03/29()23:41:38No.675377998

じゃあ、高等部生徒会の会長は一体誰なのかしら?……といっても、名前を聞いたところで私たちには分からないでしょうけど。

「あはは、それもそうだね。……でさ、今ちょっと色々あって役員に空き枠ができちゃってるんだけど……二人は生徒会って興味ある?」

『……生徒会に?自分たちが?』

「まあ、無理強いはしないけどね。転校初日にこんなこと言われてもすぐ決められないだろうし。でも、もしちょっとでも興味があったらまずは見学に来てくれないかな?」

『うーん……。すぐには決められないけど、考えておくよ』

「うん、よろしくね!」

 

 

 

20/03/29()23:41:58No.675378110

『……生徒会。生徒会かあ……』

また急な話でしたね。転校初日で初対面の私たちを勧誘するなんて、何かあったのかしら。まあ、彼女の言っていた通り、すぐ決められることではないのだし、返事はもうしばらく後でも構わないとは思います。

『そうだね。生徒会ってことは学園の中心部分に接触できる可能性も上がるってことだけど……まだ判断材料が少なすぎるし』

ええ、メリットもありそうだけど、彼女の口ぶりからも場にかあったのは間違いないみたいですし。

……あっ。それよりも立香、授業が始まりますよ。私、勉強は家庭教師に見てもらうだけだったから、こうやって学校でみんなと一緒に授業を受けるという体験をしたことがなかったので、実は楽しみなの。

 

 

 

20/03/29()23:42:13No.675378203

学園特異点にレイシフトするマスターと皇女怪文書その7です

 

 

 

20/03/29()23:46:53No.675379653

生徒会長って一人しか思い浮かばないけど

あえて違う配役の可能性も

 

 

 

20/03/29()23:51:32No.675381089

配役的に楽しそうというか退屈しなさそうな生徒会でいいな

 

 

 

20/03/30()00:22:18No.675390516

>生徒会長って一人しか思い浮かばないけど

>あえて違う配役の可能性も

ブリュンヒルデが思い浮かんだけど高等部と言われると違うような気もするしうーん…