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 2018/05/24 08:06:15

 

一昨々日にマスターから私宛に文があった。『●日の▲時に参ります』ということだけ書かれた短い文。
遊女に送る文という物はもっと遊女に対して恋しいだとか、賛辞などを書き連ねる物のはずなのに。彼から送られる文はいつも素っ気ない。
きっとこのような色事や廓遊びに慣れていないのだろう。だからこそ、彼からの文はどんな殿方に貰う文よりも真っ直ぐで愛おしかった。
そして今夜が彼から指定された約束の逢瀬の日。
マスターと深いに仲になってから、彼の来る日に客を取ることをやめた。他の男の精の匂いをさせて彼に抱かれたくないからだ。
マスターに抱かれる日は、遊女としてではなく、恋に溺れた一人の愚かな女として抱かれたかった。
だから今日は全ての客を突っぱね、こうして一人部屋で彼が来るのを待つ日……の、はずだった。

 


2018/05/24 08:08:06

自分の部屋の鏡台の前で髪を梳かしていると突然背後の襖が開けられ、私が弟のように可愛がっている妓夫の明日照雄がやってきた。
「あの……おすて、ねえさん……おっ、おきゃくさんが…」
巨体を縮こませながら申し訳なさそうに明日照雄が言う。今日はどんな客を取らないときつく言っておいたのに。
「……帰って頂いて。今日は具合が悪いから無理よ」
「でっ、でも……あのっ、ろうしゅが、じょうきゃくだから、って……」
「上客……?」
楼主がなんと言おうと私にマスター以上の上客なんていない。しかし、あまり我儘を言って明日照雄を困らせるわけにもいかない。あとで明日照雄を可愛がっている私に小言を言われてしまう。
「……仕方がないわね。通して差し上げて。私が直接、今日は無理だとお断り致しますわ」
「……うんっ!」
しょぼくれていた明日照雄はぱぁっと表情を綻ばせ、襖を閉めずにどすどすと大きな足音をさせ廊下を走っていった。……襖は開けたら閉めていくように今度教えないといけないわ。
暫くして件の上客という男が私の部屋にやってきた。墨色の着流しを粋に着こなした背の高い偉丈夫で、顔も中々の男前だけれども少々目付きが悪い。





2018/05/24 08:08:50

だがそれが良いと言う女も多いだろう。私は全く好みではないが。私は営業用の笑顔を貼り付けて男を出迎えた。
「……いらっしゃいませ、旦那様。ご指名頂きありがとう存じます。遊女のお捨てと申します」
「おう、邪魔するぜ。アンタが噂の……お捨て、か」
男は私の部屋の入りどすんと胡座をかいて座ると低い声で土方歳三と名乗った。どこかで聞いた覚えのある名だが思い出せない。……一体どこで聞いたのかしら。
「……まぁ、私は噂になっているのですか?どんな風に私が噂されているのか大変興味がございます。是非お話願いたいのですが……申し訳ございません旦那様。私、丁度月のものが来ておりまして、本日はお相手ができないのです……。別の遊女をお呼び致しますのでどうかお引き取りを……」
「いや、別の女はいい。俺ァ、アンタを抱きにきたんじゃねぇ。アンタは確かに噂通りの別嬪だが、まな板に興味はねぇ。俺はアンタに話をつけに来たんだ。……なぁ、廓の女神さんよ」
突然、男の雰囲気が変わった。獲物を追い詰める獣のような目で男が私を睨む。隙を見せれば、一瞬で食い殺されてしまいそう。




2018/05/24 08:09:50
No.506925991

だからこそ私は男に向かって悠然と微笑んだ。隙を見せない為に。
「……お話、でございますか?私のような場末の遊女に一体どんなお話でしょう」
「アンタ、藤丸って餓鬼を知ってるだろ。藤丸立花。……まさか自分の間夫の名を知らないはずねぇよな?」
「……っ!」
藤丸立花。知らないはずがない。恋しい彼の、マスターの名だ。でも、何故この男の口から彼の名が出るのか分からない。
「あいつから聞いてねぇのか?俺はあいつが所属している新撰組の副長をやっている」
思い出した。彼は鬼のように恐ろしいという副長に女を抱いて自信をつけて来いと言われ、ここにやって来たのだ。
そしてその副長の名が土方歳三。目の前にいるこの男は一体何をしに来たのかしら。
私は動揺を悟られぬようにこやかに答えた。
「ええ、ええ。存じております。贔屓にして頂いてますもの。でも、間夫だなんてそんな……」
「ふっ、今更しらばっくれんじゃねぇ。あいつからアンタの話を聞かされてるんだ。そもそも女を抱いて来いとあいつに言ったのは俺だからな」
「……さようでございますか」





2018/05/24 08:12:14

「で、だ。……俺はまどろっこしいことが嫌いでよ。単刀直入に言わせてもらう。……アンタ、あいつと別れろ」
「えっ……?」
……別れる?誰が?……私が、彼と?……いや、嫌よ。何故、そんなことを、この男に命令されねばならないの。だって私は、私はーー!
「あいつがアンタを抱いてから、あいつは……藤丸はいい顔をするようになったよ。守るものが出来た男の顔だ。それだけなら良かったんだが……同時にあいつは腑抜けちまった。アンタ入れ込みすぎたんだ。稽古中に上の空になることも多くなってよ、何度怒鳴りつけたか知らねぇ」
「……」
「これから近いうちにでかい戦がある。あんな餓鬼でも貴重なうちの戦力だ。今失うわけにはいかねぇんだ。……だから、あいつと別れろ。どうせあいつのことは遊びなんだろう?アンタは男を誑かして破滅させるのが大好きな女神だって聞いてるぜ。破滅させて遊びたいのなら、また違う男を探しゃあいい。あいつは俺の見込んだ男だ。アンタのような女に入れ込んで腐っちまうなんて勿体ねぇ。あいつは俺と、新撰組と共に戦い、そして勝って栄光を掴む男だ。それにアンタみたいな日陰女は、陽だまりのようなあいつに釣り合わない」




2018/05/24 08:14:11

「私は……」
「話は以上だ」
自分の話したいことだけを一方的に私に話して満足したらしい男は勝手に話を切り上げてすくっと立ち上がった。流石はバーサーカー。人と会話する気がない。
「これは手切れ金だ。貰っておけ。じゃあな」
男はそう言って私に少し厚めの封筒を投げつけ、襖を開けて去って行った新撰組副長、廃棄物(エンズ)の土方歳三。嵐のような男だった。
そして一人、部屋に取り残された私は、男から投げつけられた封筒を虚ろな目で見つめる。
約束の刻限。彼は意気揚々と私の部屋にやって来た。
「お捨てさん!お捨てさん!会いたかった……!」
そう言ってマスターは私を強い力で抱きしめる。ちょっと痛いけれどその痛みすら愛おしい。
私はいつものように彼の背に手を伸ばそうとして、やめた。そして、彼を押し返し出来る限りの冷たい声を出して言う。
「……何しに来たのかしら」
「えっ……?」
「私は来てくれだなんて頼んだ覚えはありませんけど」
「お捨て、さん……?なんで怒ってるんですか、俺、何かしました?」
そう言ってマスターが眉を下げる。その哀れを誘う表情に私のなけなしの良心がちくりと痛む。




 2018/05/24 08:15:02

……いいえ、貴方は何もしていないわ。でも私は、貴方を突き放さなくてはいけないの。貴方の為に。そしてーー私の為に。
「……もう終わりにしましょう、マスター」
「えっ……!?」
「私に見受けの話が来たのよ。私もまだ詳しく知らされていないのだけど、どこぞの商家の大旦那様で私を妾にしたいそうなの。店も断れないし私だって願ってもない話だから断る気はないわ。……だから貴方とはもうお終い。それなりに楽しかったわ。でも、さようなら」
もちろん嘘だ。たしかに見受けの話は何度か来たことはあるが全て断っている。だって私が好きなのは目の前の、蒼い瞳の彼なのだから。
だけど、私とは彼は結ばれない。いいえ、結ばれてはいけないの。
あの新撰組副長の男が尋ねてきてから私はずっと考えていた。そう、私は彼と釣り合わない。
私のようなB宝具のくせに攻撃宝具じゃない使えない遊女は彼に釣り合わないわ。だって私はバフは盛れるけど料理は一つも出来ないんだもの。
こんな私が、彼と添い遂げるられるわけないじゃない。馬鹿ね、私。
「……う、嘘だろ?はは……だって俺、お捨てさんは、天邪鬼だって知ってるんだから……」
「……本当よ」




2018/05/24 08:15:40

目を彼から逸らしながら呟く。あぁ、彼に嘘をつくのがこんなに心苦しいなんて、今までなかったのに。どうしてこんなに胸が苦しいの。
「この際ですから、はっきり言ってあげましょう。私は遊女よ。私が愛しているのは貴方が持ってきたお金と、そして妹達だけ。貴方へ向けた愛の言葉は全部嘘よ、まやかしよ。私が貴方を愛することなんて……ただの一度もなかったのですから」
「……」
「……だから、帰ってちょうだい」
「……嫌だ」
突然、強い力で手首を掴まれた。そしてそのままぐいっと引っ張られ、布団の上に押し倒される。そしてうつ伏せに倒れた私の上に彼が覆いかぶさった。筋力Eなので全く抵抗できなかったわ。
「……乱暴な人ね。このまま私を手篭めにする気かしら。うふふ……やってご覧なさい。大声を出して、妓夫を呼ぶわ。うち店の妓夫は十尺近くも背のある大男よ。貴方みたいな坊やはすぐに摘み出されて、出禁に」
「ーー黙れ」
今まで聞いたことのない、怒気を孕んだ恐ろしい彼の声。そのたった一言だけで身が竦み、私は喋るのをやめてしまう。
「絶対に渡さない……!お前は、俺の女だ……お捨て!」




2018/05/24 08:16:42

初めて、彼に呼び捨てされた。そして俺の女発言に私の子袋が歓喜して姫割れが濡れる。めっちゃ濡れる。もうびしょ濡れ大洪水。今すぐに彼の丸太で塞き止めて欲しい。
……でもダメよ、お捨て。マスターの男らしさに敗北しては駄目。私は己を鼓舞して彼の拘束から逃れようと必死にあがく。しかし筋力Eなので全く抵抗できなかったわ。(二回目)
彼は私の両手を背中で一纏めに掴むと空いた手で私の臀部を乱暴に鷲掴み揉む。一頻り揉むと着物の裾をめくり、私の臀部を露出させた。
そしてきつく閉じていた私の太ももを容易く開かせ、潤いに潤いまくった私の肉壷に指を突き入れる。
「はぁああああっ!?♡」
「……なんだ。あんなに嫌々抵抗していたくせに、ぐしょ濡れじゃないか」
「いやっ……♡そんなっ……いわ、ないでぇぇ……♡」
彼は私の中に突き入れた指の腹でお腹側の女の弱点を押しながら言う。
「本当は俺のこと好きなんだろう?なぁ……お捨て。好きだって言えよ。俺は大好きだよ」
「いいえ……いいえ……♡違います、ちがいますぅぅ♡わたし、わたしはぁぁんっ♡♡」




2018/05/24 08:17:33

 

弱いところを刺激されながら私は必死にかぶりを振る。彼の雄々しさに負けるわけにはいかない。
「そっか……」
彼は残念そうに呟くと私の膣内から指を引き抜いた。突然の喪失感に私は無意識のうちに物足りなさ気な声を出してしまった。
……駄目よ、お捨て。もっと指マンしてほしかったなんて思っては駄目。
彼は未来ある新撰組の若き隊士。そして私は遊女。これは許されない恋なの。だからどうか許してね恋心よ。甘い夢は波にさらわれたの。いつかまた逢いましょう。その日までさよなら恋心よ……。(サウダージ)
心の中で悲恋ソングを口ずさんでいると、突如として彼が蜜の溢れまくった私の胡蝶蘭に肉杭を差し込んだ。
「きゃあああああっ♡♡♡」
完全に油断していたところにまさかの攻撃。ずぶっと根本まで杭を差し込まれ、降りて来ていた子袋を突かれる。まるで串刺し刑のような衝撃に私は軽くイってしまったわ。
「はぁっ……!今、お捨てさんちょっとイった?膣がきゅっ、って締まったよ」
「あ、はぁんっ……♡いいえ、いっ、イってません……♡」
「……必死に否定してかわいいね。イけよ」




2018/05/24 08:18:27

エラの張った彼の猛り茸で膣肉をゴリゴリ削られ、筆舌に尽くしがたい雷のような快楽が私を襲う。口で必死に否定しても私の身体は彼に完全降伏していた。
「あっ、あっ、あぁああああああ♡すごいぃ、だめっだめぇぇぇ♡♡おすての子袋ぉ、堕ちてきてるのぉぉぉ♡ますたぁに堕ちちゃうのぉぉぉぉ♡」
「可愛い、愛してるよ……お捨て……!俺はっ、お捨ての宝具がB宝具の癖に攻撃宝具じゃなくてもいいんだ……!そのうち強化があるかもしれないしっ!だからっ、一緒に逃げよう……!俺も新撰組を抜けるから……!」
「あぁ……ますたぁ……♡そんな、そんなぁ……♡♡わたし、わたしぃぃぃ♡♡♡♡」
彼の特攻殺し文句が私の女神の神核に突き刺さり、私は絶頂を迎えた。爪先がぴんと伸び目の前でチカチカと火花が散る。あぁ、なんて綺麗。
その後すぐに彼の肉銃が暴発し、どろりとした濃い白濁汁が私の膣内に溢れる。彼は私に覆い被さり法悦の快感に酔いながらうわ言のように私の名を呼んでいた。
もう……あれだけ言ったのに、懲りない人なんだから。いいわ、私の負けよ。

 


2018/05/24 08:19:21

彼が精を全て吐き出したのを確認すると私は背後の彼に退くように言った。
「マスター……退いてちょうだい、重いわ」
私がそういうと子種を吐き出して少し正気に戻ったのか、彼は私の中からずるりと萎えた陰茎を抜きその場で正座した。私も起き上がって彼に向かって座り直す。
「覚悟は、できてるいるのでしょうね……?」
「はい……」
青ざめぷるぷると震えながらマスターは頷く。そんな彼に、私は微笑みながら行った。
「なら、いいわ。私も覚悟を決めましょう。…………好きよ、マスター。一緒に貴方と一緒ならば、私はどこへだって行きます。だから、私をここから連れ出してください」
「お捨てさん……!」

 


2018/05/24 08:20:43

マスター出てきたあたりからセリフのシリアス度がゴリゴリ下がっててダメだった

 


2018/05/24 08:27:01

 

(二回目)
でダメだった




2018/05/24 08:32:39

ちょいちょいメタネタや品のないネタが入っててダメだった




2018/05/24 08:33:15

凝った内容ですごいと思うんだけど一個だけ言っていい?
上姉様は何処へ行こうとしているの?




2018/05/24 08:40:01

>凝った内容ですごいと思うんだけど一個だけ言っていい?
>上姉様は何処へ行こうとしているの?




2018/05/24 08:33:53

バーサーカーあたりから崩れだしてる…




 2018/05/24 08:34:14

純愛かと思ったら急にフランス書院になってだめだった



2018/05/24 08:40:16

この土方さん本当にfgoの土方さん?

 

2018/05/24 08:51:05

特攻殺し文句とか斬新すぎる…

 


2018/05/24 08:51:57

濡れ場になってから急激にIQさがるのはシェヘさんが処女だから




2018/05/24 08:53:01

>濡れ場になってから急激にIQさがるのはシェヘさんが処女だから
シェへさんは3人お子さん出産されてます…




2018/05/24 09:06:03

テンション上がっていくにつれて地の文が世界観無視し始めてダメだった




2018/05/24 09:06:10

濡れ場からライター変わったかのような切り替わり…




2018/05/24 09:09:46

座はエロなの?

 


2018/05/24 09:11:12

エロだよ




 2018/05/24 09:17:33

サマーレースでちょろっと話した肉屋の話とかお馬鹿寄りのエロ漫画かよって思ったなぁ…

元スレッド:http://img.2chan.net/b/res/506925712.htm